外出時には赤ちゃんにも日焼け止めが必要? 子供にはまだ早い? とお悩みの方、この機会に日焼け止めの必要性について考えてみてください。
紫外線リスクを理解しつつ、赤ちゃんならではの日焼け止め商品の選び方と、使い方についてご紹介します。おすすめの商品5つについても、ぜひチェックしてみてください。
赤ちゃんに日焼け止めは必要?
赤ちゃんの肌はとっても敏感。大人のような強さはありません。そのため紫外線の影響も受けやすく、お出かけし始める生後3ヶ月頃からは、紫外線対策を始めた方がいいでしょう。
日差しは365日降り注ぐもの。紫外線が弱い秋冬にも、しっかりと対策をしておくのがおすすめです。
帽子や長袖、ベビーカーの日よけカバーも有効ですが、小さな手やデリケートな顔が日光にさらされてしまうことも。日焼け止めを塗布して、肌をしっかりと守ってあげましょう。
赤ちゃんに使える日焼け止めを選ぶポイント
赤ちゃんと大人の肌は異なるもの。大人と同じ日焼け止めというわけにはいきません。商品を購入する際には、下記の点に気をつけてみると、よりお肌に優しい商品を選ぶことができるでしょう。
対象年齢
「赤ちゃん用」とある商品でも、0ヶ月の生まれたてから使用できるもの、1歳からと表示してあるものなど、推奨年齢が異なることがあります。
使用したい商品があれば、年齢の記載をチェックしておきましょう。
刺激の強さ
バリア機能が整っていない肌に、刺激の強い成分が含まれた日焼け止めはリスクが高いもの。低刺激であるかどうかを確認してください。
「無添加処方」や「オーガニック」の表示がひとつの目安になることも。成分表をチェックし、配合物の種類が少ないものも選ぶのもおすすめです。
伸ばしやすさ
伸びの悪いクリームは、赤ちゃんの肌に摩擦を与えてしまいます。力を入れなければ伸びない質感のものより、指先に力を入れなくてもスッと伸びていくものを選びましょう。
テスターで感触を確かめたり、使用感の記載をチェックしたりして、伸ばしやすい商品を選んでください。
落としやすさ
クレンジングが必要なものや、石けんでゴシゴシこすらなければならない日焼け止めでは、毎日の入浴で肌を傷つけてしまうことも。落としやすい日焼け止めかどうかも、確かめておきましょう。
商品によって石けんが必要なもの、お湯だけで落とせるもの等、落とし方が異なるため、チェックしてから購入するのがおすすめです。
赤ちゃんに使える日焼け止め商品5つを紹介
赤ちゃんにも使える日焼け止め商品は、とっても多いもの。紫外線リスクについての認識が高まっているため、小さなうちから紫外線対策に気をつけたいママも多くいます。
数ある商品のなかから、おすすめの商品5つをご紹介しますので、ぜひ検討してみてください。
ピジョン UVベビーウォーターミルク
ピジョン UVベビー ウォーターミルク SPF15(60g)
SPF15 PA++
生まれたばかりの赤ちゃんにも使える、やさしい使い心地の日焼け止め商品です。伸ばしやすいウォーターミルクタイプのため、柔らかいお肌にもスッと伸ばしやすいもの。
サラっとしていながらも、紫外線や乾燥からお肌を守ってくれるアイテムです。セラミドやヒアルロン酸のうるおい成分で、生まれたてのみずみずしい肌を守ってくれるでしょう。
ベビーセバメド UVミルク
SPF16 PA++
紫外線吸収剤やアルコールを配合しない、天然保湿成分を配合して作られた日焼け止め商品です。健康的な素肌と同じ弱酸性のため、デリケートな赤ちゃんの肌にも使用しやすいもの。
皮膚科学の研究から開発され、バリア機能が整っていない赤ちゃんのために作られています。肌を健やかに保てるのは製薬会社で作られた日焼け止めだからこそと、信頼できるアイテムです。
伊勢半 マミー UVナチュラルジェル
SPF33 PA+++
推奨年齢1歳から使用できる、アサイーやざくろ、クランベリーなどのオーガニックエキスを配合した無添加UVジェルです。90%の食品成分で作られており、低刺激かつ弱酸性の肌に優しい日焼け止め商品。
アレルギーや光刺激などの複数のテスト実施済み、のびのよいうるおいジェルタイプで、天然由来成分がお子さんの肌を優しく守ります。
ノエビア RAYSELA ミルキーベビーUV
SPF28 PA+++
大人向けスキンケアブランドのイメージが強いノエビアですが、ベビー向けUVカット商品も用意されています。小児科医指導のもと、6ヶ月以上の赤ちゃんから6歳児のお子さんにモニターテストを実施して開発された日焼け止め商品。ぬるま湯で落とせるほどの軽いつけ心地と、なめらかな質感で赤ちゃんの肌を守ることができます。
もちろん、ママが化粧下地として使用してもOK。親子共同で使えるアイテムです。
日本創健 ぴたっとサンミルク
SPF30 PA+++
0ヶ月の赤ちゃんから大人まで使用できる、馬油配合のUVカットクリームです。馬油は産婦人科でも使用されるほど、ママや赤ちゃんにも優しいうるおい成分。爽やかな天然ハーブの香りを配合し、癒やしの効果を得ることもできます。
ハーブには虫よけ作用もあるため、虫刺され対策のひとつとして使用してみても。オーガニック成分を豊富に配合しているため、赤ちゃんの肌にも安心して使用することができます。
赤ちゃんに日焼け止めを塗る際に注意すべきこと
肌に優しい日焼け止めを購入したら、さっそく使ってみたいですよね。ですが、その前に注意点について覚えておきましょう。
安全に正しく使用できるよう、ぜひ一読しておいてください。
赤ちゃんの肌の上で伸ばさない
赤ちゃんの肌の上に日焼け止めを塗布し、そこから伸ばすと摩擦になることも。塗りムラができて、日焼け止めが塗れていない箇所ができてしまうこともあります。
大人の手のひらで十分になじませ、手のひらで優しく包み込むように塗布していきましょう。
顔の中心から外側に、手足はギュッと握るようにして日焼け止めを塗布していきます。日差しの強さが気になるときには、もう一度重ね付けをしておくと安心です。
塗り残しがないかチェック
髪の生え際や首の後ろは塗り残しが出やすいため、きちんと塗ってあげましょう。また、耳や小鼻の横、手や足の甲にまで塗れていないことも。小さなパーツは塗り忘れが出てしまうため、指先でこまかく塗布するようにしてください。
2時間以上の外出は注意
汗をかいたりこすれたりすれば、日焼け止めが落ちてしまうことも。2時間を目安に、日焼け止めを塗り直してあげましょう。汗や汚れはタオルでそっと拭いてから、日焼け止めを塗布してください。
異常が出たらすぐに使用を中止する
赤みや湿疹が出たら、すぐに使用を中止してください。日焼け止めを落としても異常が消えない場合には、病院にて相談するようにしましょう。
古い日焼け止めは使用しない
大人にも当てはまりますが、開封して時間が経ちすぎた日焼け止め商品は使用しないよう注意してください。化粧品は基本的に、開封後は1年以内に使いきるのが原則です。去年の日焼け止めは、成分が酸化し、雑菌が繁殖している可能性があります。
未開封なら3年位内に、古い日焼け止めをデリケートな赤ちゃんの肌に塗布しないよう気をつけてください。
まとめ
肌の機能が整っていない赤ちゃんにこそ、日焼け止めは必要なもの。正しい塗り方を覚え、ピッタリな商品を選んであげてください。
小さなうちから紫外線ダメージから肌を守ってあげることで、丈夫な肌へと育っていくでしょう。日焼け止め商品と対策グッズを上手に活用し、赤ちゃんとの外出を楽しんでくださいね。