日焼け防止のために日焼け止めを塗っても、塗り方を間違えていると効果があまり得られません。
パーツ別に、正しい日焼け止めの塗り方を確認していきましょう。
日焼け止めを塗るうえでの注意点
まず、日焼け止めを塗るうえでの鉄則を押さえておきましょう。
日焼け止めを選ぶ際には、SPFやPAの値を見て吟味していると思いますが、このSPFは「1平方センチメートルあたり2ミリグラム」使用された場合を基準に算出されています。
つまり、「1平方センチメートルあたり2ミリグラム」塗っていない場合は、パッケージに記載されているほどの日焼け止め効果は得られないということなのです。
これを踏まえたうえで、日焼け止めを塗るうえでの鉄則は以下の通りです。
・適切な量(厚み)でむらなく塗る
ケチって薄く塗ったり、塗り逃しがあったりすると、せっかくの日焼け止めも効果を発揮できません。日焼けを避けるためには、十分な量を使うことを意識しましょう。
顔への日焼け止めの塗り方
日焼けを避けたいパーツの最たるものが顔ですよね。
メイクをする方は、化粧水等で肌にうるおいを与えた後、化粧下地を使う前に日焼け止めを塗りましょう。
化粧下地に日焼け止め効果がある場合は、2つのステップをまとめられるので時短になりますね。
塗る手順は下記です。
<顔の日焼け止めの塗り方>
- おでこ、鼻、両頬、あごの5点に日焼け止めをのせる
- 手のひらではなく指を使い、内側から外側に向かって、優しくなじませるようにのばす
- 塗り切れなかった部分やシミができやすい部分に再度日焼け止めをのせる
手のひらを使ってぐいーっとのばしてしまうと、薄くムラのある仕上がりになりがちです。指全体を使って優しくのばし、目元などは指の腹でポンポンと塗り込むとしっかり日焼け止めがのります。
身体への日焼け止めの塗り方
顔だけでなく、ボディもしっかり日焼け止めをしましょう。
特に大事なのは手の甲です。常に外気に晒されていることが多く、太陽光もダイレクトに浴びやすい手の甲は、紫外線ダメージが蓄積しがちです。
他人の目にも触れやすいので、日焼け止めをしっかり行ってみずみずしい状態を保っておきたいところですね。
<ボディの塗り方>
- 腕や脚に沿って縦に長く日焼け止めを出し、十分な量をなじませる
- 忘れがちなポイント(下記参照)にもしっかり日焼け止めを塗る
髪型や服装によっては以下のポイントも日焼けしやすいので、忘れずにケアするようにしましょう。
<忘れがちなポイント>
- 耳の後ろ
- 首
- デコルテ
- 足の甲(サンダルを履く場合)
- 唇(リップで紫外線ケアを行う)
身体は顔に比べて紫外線ケアが甘くなりがちですが、しっかり日焼けしますし、他人の目にも触れるので、欠かさずにケアしていきたいところです。
髪の日焼け止めはスプレーで行う
肌だけでなく髪の毛も日焼けします。紫外線を浴び続けた髪の毛はパサパサし、傷んできてしまいます。
髪の毛に乳液のようなタイプの日焼け止めを塗るとしっとりしてしまうので、髪の紫外線対策はスプレータイプの日焼け止めを使って行うようにしましょう。
スプレータイプの日焼け止めは外出先などでも気軽に使えるため、塗り直し用にもおすすめです。
こんな塗り方はNG!間違った日焼け止めの使い方
ここまで「正しい塗り方」を紹介してきましたが、逆に「間違った塗り方」もお伝えしておきます。
- ベタつきを嫌って少ししかつけない
- 手のひらに日焼け止めをのばしてから顔・身体に塗っている
- 朝に一度塗ったらそれで終わりにしている
冒頭でお伝えしたように、日焼け止めは「1平方センチメートルあたり2ミリグラム」を塗ることで期待される効果が出るので、少ししかつけないというのは良くありません。
同様に、手のひらに薄くのばしてから顔や身体に日焼け止めを塗ると、塗れる量が少なくなってしまいがちなのでこちらも注意が必要です。
また、日焼け止めは数時間おきに繰り返し塗ることで効果を持続させることができます。朝だけ塗った場合は、いつの間にか効果が切れて、結局日焼けしてしまう可能性があります。
こうしたNGな塗り方を避けて、しっかりと日焼け止め効果を得られるようにしたいですね。
まとめ
紫外線による肌への悪影響などを避けるために、日焼け止めは非常に頼りになるアイテムです。
しかし、塗り方が間違っていると、せっかくの日焼け止めもその効果を十分に発揮できません。
「むらなく適切な量を塗る」ことを心掛けて、紫外線に負けない状態をキープしてみてください。